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岡田新川(1737元文2年 〜 1799寛政11年) 尾張藩校明倫堂督学。本名、宜生。字、挺 之。通称、仙太郎。別に暢(鬯)園、杉斎、朝陽館の号あり。墓 所
岡田新川 遺墨(掛軸) 2011年11月入手。





子禮與予對門而居不来者数旬矣。賦此咨之。     
落木蕭條秋欲闌 故人何事阻
舊驩 其室陲邇其人遠 吾當
盟亦漸寒 聞道後園多種草 五彩参差香馥郁 可憐佳色 
比佳人 況復
隣家酒初熟 知 爾
花引一壺 嘯咏悠然興
不孤 寄語今朝且相問 其中能著淵明無        

戊子九月     岡田挺之 草        

子禮と予と対門して居すに来らざるは数旬。此を賦して之を咨す(嘆ずる)

落木蕭條たり、秋、闌(たけなは)ならんと欲す
故人(友人よ)何事ぞ、
旧歓
阻める
の室は陲邇(近く)にして其の人は遠し
吾、
当に盟なるべきに亦た漸寒
聞道(きくなら)く、後園の多種の草
五彩は参差、香は馥郁たりと
可憐の佳色は
佳人に
比せりと
況や復た
隣家、酒、初めて熟せり
を知り花に
対して一壷を引かん
悠然と
嘯咏すれば、興も孤りならず
語を
寄す今朝、且つ相ひ問はん
其の中、能く著すは淵明には無からんや

戊子九月  岡田挺之 草


戊子は明和五年(1768)、新川32才子禮は鬼頭子禮、同僚か。



『鬯園詩草』
ちょうえんしそう

名古屋の漢詩人、岡田新川(鬯園、暢園ちょうえん)の詩集。
刊行 年 を詳らかにしないが、江戸中期の剞劂氏に係る板面。集中に人名おびただしく、岐阜関係では宮田嘯臺の知友であった百非上人、紀 公淵、野田季好 などの名がみえる。以下に詩題に登場した人達を漫然と列挙してみた。数字は(巻-丁)である。

伊藤君祥為余写蜀道図 1-4
桐花杯歌為西村節甫作 1-4 ●名:茂貞
大館 高門所蔵古鈴 1-5
大館子順扇頭書画帖 1-6 
士行餼鴨(かもをおくる) 1-7
堯甫過訪 1-7 ●浅井貞庵(堯甫)尾張藩医。明和7年 (1770)-文政12年(1829)、六十歳没。子徳
堯甫餼知多塩 蜂屋霜柿 1-7 
指田東作寄朱実一嚢未詳其名賦此為謝 1-8
士行夜至 1-8
山田有年餼烟草 1-8 (幕末に同姓同名あ り)
海岩沙門主梅屋寺(梅屋寺に主たるを賀す) 1-9
子得 1-9
過前津優婆塞所居 1-9 (うばそくは在家 信者の謂)
元毅遊大観亭 1-10
雲耕處士 1-10
箕浦氏六十 1-11
山静似太古 以下二首応播磨医師児島尚春需 1-11
元毅子禮不至値女婿偶来 1-11
富田畦臣南村尋梅 1-12 通称:与右衛門。軍学者、歌 人
雨中集尚運上人房 1-13
寿琳寺席上和舎弟 1-13
同前和男守常 1-13
萱津林氏池亭 1-14
十六夜過肇符 1-14
紀公淵見示 1-15 ●堀田石室。 名:廣和。岐阜の 人
原田三益題麻谷 1-15
知賀氏村居 1-16
堀田氏新婚 1-16
和答岡本士元 1-16
河添汝禮過訪 1-16
叔建 1-17
過肇符 1-18

石川君馨夢富士山 2-1
士行 2-1
大燈師自長谷帰主東界寺 2-1
堯甫 2-2
大田子耜(しし)悼乃翁自得 2-2
堯甫伊藤君績東園 2-2
寧甫中山詩草 2-2
肇符 益根 叔建 貞甫堯甫 2-3 河村乾堂益根は 名
成卿 2-3
除夕和益根 2-3
奉賀季父洞水先生八十初度 2-4
肇符 2-4
晦日益根 堯甫至 2-5
士行夜過 2-5
松永徳栄遷歩兵 2-5
贈筆仙馬文翼 2-6
追悼浅井子的 2-6
草堂小集有懐(松平)君 山先生 2-6
肇符席上和叔建 2-6
子和 2-6
千里肇符 2-7
金澤子匹泛舟菅江見懐 2-7 ●〜文化2 年(1805), 通称藤左衛門。字子匹。東道と号す。
竹田三雄遊学京師 2-8
月夜過君馨 2-8
肇符宅分韻 2-8
堯甫山荘 2-8
克明臨川寺作 2-8
加藤士庸 2-9
肇符二首 2-9
国枝氏家上梁之日盆池中亀産子賦以賀之 2-9
克明 2-10
大田子耜 2-10
季文 2-10
肇符 2-10
擁巻石公席上得居字 2-11
覚性師之津島兼寄平野生 2-11
樋口氏神木原作 2-11
冬至過益根 2-11
子徳移紅梅 2-11
一樹上人 2-12
肇符克明携具舎弟邦古不期而来 2-12
良識沙門春日感懐 2-12
肇符 2-12
徳甫平安元日 2-12
季好帰岐阜 2-13 ●野田元堅。 字:季好。 号:新甫。 通称長十郎、のち文之右衛門と改む。また文柄と称す。野田凰川、野田良阿の弟、岐阜中新町の酒造家の人。金華山麓に草菴を構へ白石園と呼んだ。明和8年〜 天保5.2.2(64歳)。墓は小熊町円龍寺に兄弟とともに眠る。岐阜の人。
千里見示 2-14
聖運寺唯心日任和尚三十七年忌辰其法孫智勇覓詩 2-14
京師災後季文回郷過訪 2-14
石井大有枉路見過有詩次韻之兼寓別懐 2-15
樺山世儀東遊 2-15
肇符新居 2-15
彦根河添汝禮蘆瑞上人過訪 2-16
将遊明眼院看牡丹阻雨不克簡益根 2-16
季文 叔建遊南野 2-16
為四日市駅長西村賀父母偕寿百三十 2-16
季文 2-17
川邉百也翁 2-17
大田子耜 2-18
熊坂子彦永 慕編 2-18
阿吽沙門自豊山帰侍宏道和尚病牀 2-18
宏道和尚 2-18
鬼頭賢 2-18
福尾彦明 2-19
寺本子禮京師今年災後新九條翁主第 子禮以藝事隷作部而行 2-19
寿針綱祠官(犬山市)藤子光七十 2-19
鬼頭子禮 2-19
自福田帰和益根見寄 2-20
士行論詩 2-20
叔建元日 2-20
鈴木大夫新加錫命 2-20
淺井堯甫設隷事会招余 余適東界寺不能同琴書之楽賦贈 2-20
擁巻公席上観本神戸村穿地所得剣鏡 2-21

季文 3-1
和知積院大僧正胎通元日之作 3-1
伊勢亀山人近藤静齋六十 3-1
叔建 3-2
叔建論文 3-2
平野大本成礼賦此為贈 3-2
大喜氏宅分韻 3-2
服元卿没後七年五月九日為其忌辰克明設齋於龍雲寺 3-2
百非上人示寂後二十三年五月十一日設奠招諸友同賦 3-3  (宮田嘯臺の知人)
栄春沙門之高野山 3-3
奉送山村大夫暫帰福島 3-3
礒谷子相一柱楼会飲作 3-4
河添汝禮 3-4
田中養純石川君馨 3-5
張母六十寿詩 3-5
季文帰郷省親病因過訪 3-5
季文 3-5
藤天民隠居 3-6
寧甫之大阪 3-6
文溪父子遊長崎 3-6
子相 3-6
平野一庵 3-7
大島氏夫婦偕寿百四十 3-7
智旭大牧人也 自造一龕仏像経巻応用諸器尽在其中・・・・
野田季好卜居 3-7
擁巻石公 3-8
賀士行叙法橋 3-8
岡崎公族東遊 3-9
柘植子諒 3-9
河添汝禮 3-10
礒谷子相遷留書曹長 3-10
新秋更生過訪 3-10
中秋集肇符 3-11
足立氏 3-11
藤天民隠居 3-11
擁巻石公東荘 3-12
如意山人遊奥羽 3-12 (谷如意とは別人)
蓮峯上人 3-13
岡田子玉新居 3-13
小林子高来見 3-13
齋卿 瑞星 (山田)有年 三老人来会 3-14
王右軍(羲之)集会蘭亭・・・益根設宴水辺邀諸名士 3- 15
大館子良 3-15
宮入入道 3-15
大田子耜 3-16
樋口兄弟 3-16
益根遊上野 3-17
望東楼和季文韻 3-17
益根 3-18
服居士出家 3-18
大牧過足立子貞 3-18
寄題三河大村氏双盛堂 3-19

一樹上人元日 4-1  
季文納婦 4-1
中村祥卿元日 4-1
上元前一日集宮川周達 4-2
禅燈和尚之吉備 4-2
寿淺井氏北堂七十 4-2
三日集青生子和 4-3
叔建後園賞花 4-3
玄賁師岡本子業之京師因遊芳野 4-3
尊寿院呈一樹上人 4-3  
如実上人主天王坊(天王坊の主たるを) 4-3
須成村西氏以社日祭穀星 4-4
子良宅分韻 4-4
叔建 4-4
寿大館氏北堂六十 4-4
中元訪伊(藤)君祥 4-5
子良東遊 4-5
中秋林氏家園賞月 4-5
西河子発 4-5
贈老僧恵侃 4-5
静高禅師主大光院(大光院の 主たるを) 4-6
和答季文 4-6
人日集寧父 4-6
詠鶴奉寿石河大夫五十初度 4-7
遥同酒井興卿大洞春望 4-7
席上贈水戸立原総裁(翠軒) 4-8
阿林師之長谷 4-8
八朔過岡本子業 4-8
君馨読銭宇文莫逆編跋見示 4-9
和答彦根高華卿 4-9
河添汝禮賀移居 4-10
登亀尾山呈如実上人 4-10
龍松桓卿上巳遊宮水 4-11 ●愚園、正 厚、桓卿、逸叟。蒔田必器の門人にして書道に高名。
子徳前津別荘 4-11
富田畦臣山行雑咏 4-13
西河氏画竹 4-14
瀬木公醇画馬 4-14
花時柬益根 4-15
題硯為大圓沙門 4-16
順天梵師扇頭 4-16
舎弟 4-17
伊藤玄察 4-17
題正旦春蛤図為紀公淵 4-17
倉田蔽之東窓庵八景 4-18

服部松齋肖像 5-1 町医
足立氏餼蜆 5-1
黄龍 東禅二沙門於泰増寺 5-3
茶休翁宅賞月 5-3
(山田)有年 5-4
克明対雪作 5-4
初冬風日甚美同肇符益根遊 近郊 5-4
益根児  5-5
君馨席上和養純 5-5
大什沙門還津島 5-5
大角氏六十一寿詞 5-6
本田義成元服 5-6
集安浄寺和岷山 5-6
智多郡神谷氏寿詩 5-6
九日集士行 5-7
士行元日 5-8
女金之伊勢 5-9
子禮代耕亭 5-9
淡河氏宅観写竹 5-10
堯甫餼瓜 5-11
子徹 5-11
西福寺訪恵念師不値 5-11
大田子耜見寄 5-12
村子敬 5-13
龍 草廬書却寄 5-13
千里尋梅 5-13
西福寺席上和恵念師 5-13
克明贈福寿草 5-14
子和写松 5-14
大田子耜 5-16
肇符 5-16
伊(藤)君祥山水図 5-16
鬼頭子禮寿母氏六十 5-17
擁巻石公東荘賞躑躅 5-17
三宅氏 5-20
西村子貞新歳 5-21

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