(2006.3.6up / 2007.10.11update)
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やまかわ ひろし【山川弘至】『詩歌集 ふるくに』1943


ふるくに

詩集 ふるくに

山川弘至 処女詩集

昭和18年1月15日 大日本百科全書刊行会刊(まほろば叢書 2)

5,8,170p[150p※] 18.6cm×13.0cm 並製 ¥1.50



挿画
献辞
題詞(平田篤胤)

目次 1 2 3
序文「ふるくに」のはしに 折口信夫 1 2
序文 保田與重郎 1 2 3

中扉
題詞(大伴家持)

ふるくに 1 2 3
紀元二千六百一年二月八日 1 2 3
八汐路の奥處も知らず 1 2 3
二千六百二年春 1 2
既に神々の数に加はれるつはものの英霊に捧ぐ 1 2 3 4
九軍神に捧ぐ 1 2 3
すめらみいくさ 1 2 3
ソロモン海戦 1 2 3
シドニイ攻撃の勇士都築一等兵曹に
若き学徒兵におくる
古事記を読む
君遠くより帰りたまへり 1 2 3
秋となりゆくころ 1 2
昭和十七年の初秋来る 1 2 3
朝 1 2
かの海ぎしなるひとにおくるうた 1 2 3
あまの原ふりさけ見れば
風強き日は
春浅し 1 2
かの山脈のふもと 1 2
このみち 1 2
遠つひとによするうた 1 2 3
うたよみのうた 1 2 3
冬にむかへるころ 1 2
なべてわが 1 2
夏ゆく日かげ 1 2
月やあらぬ 1 2
むかしの谷間 1 2 3
春の夕べに 1 2 3
雪消え 1 2 3 4
春日哀傷 1 2
熊祭り 1 2 3
神楽囃子 1 2
二千六百二年祝典讃歌 1 2
夏の旅 1 2 3
大和路 1 2
五月哀傷 1 2 3
天に光ふりそそぎ 1 2
若き日のひとに 1 2
わがひとよ 1 2

跋文 牧田益男 1 2 3 4 5
あとがき 1 2 3 4 5 6 7

奥付

p100

※【付記】
 該書は本文170pの「印刷者:秋葉重治版」。刊本には別に、発行日、価格、装釘を同じくし、挿画 献辞 題詞(平田篤胤) 跋文(牧田益男) および 自書あとがきを欠いた本文150pの「印刷者:嘉屋常助版」(下図)が存在します(目次にも異同があるので落丁ではありません)。

 二種刊行の経緯に関して山川京子氏は、結婚前、中河与一夫妻から貸し与へられた『ふるくに』について、
「おもへばそれは、あとがきのないものでした。そして後日あとがきのあるものを見て初めて著者の環境や思想を認識したのです。」(野田安平氏取材)といふ述懐をされてゐます。

 詩人は必ず初刷を中河夫妻には贈った筈であり、また夫妻が『ふるくに』を貸すにあたって二種類すでにあったとすれば詩人の自序のないものを京子氏に渡す はずもないので、これは刊行順序についての決定的な証言であると思はれます。
 またページ数を削ってまで増刷を要請される性質の出版であるなら、実績として刷数を記すべきであります。
 おそらく京子氏も仰言るやうに、自序と同窓の牧田益男氏(沖縄で戦死。刊行者牧田平次郎はその父。)の跋文がない時点でやむを得ぬ事情により印刷に付され、 日時を経ずに可能となった「完全版」を出すにあたっては再版の体をとらなかった、といふことではなかったかと推察されます。(2007.10.11update)。

嘉屋常助版 奥付
「印刷者:嘉屋常助版」奥付


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